会社が経営資源を効率的に使っているかどうか?を判断するのに使うのが、回転率の分析です。
経営資源が取引量と比べて偏りはないか?など有効に活用されているかどうかを表します。

1.総資本回転率
総資本回転率

この(総資本回転率)は、いくらの資金を投資して、いくらの売上をあげたかを表します。
少ない資金の投資で、たくさんの回数の商売をすれば効率が高いということです。
先日記載した“管理会計のための知識2:収益性の分析”の“総資本経常利益率”は、この(総資本回転率)と“売上高経常利益率”をかけたものでした。
①収益分析経常利益率

つまり収益性を良くするためには、売上げに対する経常利益の比率を高めるか、少ない投資で何度も事業を行って回転率を高めるか、のどちらかもしくは両方をしていく必要があります。

飲食店でもお客様の回転が良いお店は、短時間で売上げを上げるということです。
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