実際の仕事で発生する計算を、電卓を効率よく使って計算するためにはどうすればいいでしょうか?例題を確認して、実際に練習してみて下さい。
電卓⑥

【売買】
売値(販売価格)、仕入原価、利益額、それぞれの割合について
①仕入原価×利益率=利益額
②仕入原価+(仕入原価×利益率)=売値(販売価格)
 仕入原価+利益額=売値(販売価格)
 仕入原価×(1+利益率)=売値(販売価格)
③(売値-仕入原価)/仕入原価=利益率
④売値×割引率=値引販売価格
 仕入原価×利益率×値引率=値引販売価格

   ↓
■商品価格95,000円、送料500円で仕入れた商品を15%の利益を乗せて販売(売値)する場合の利益額と販売価格は?

①利益額:(95,000+500)×15%=14,325
 電卓:95,000(+)500(×)15(%)
②売値:(95,000+500)+(95,000+500)×15%=109,825
 電卓:95,000(+)500(M+)95,000(+)500(×)15(%)(M+)(MR) 109,825

■販売価格150,000円、仕入原価120,000円である時、利益額は仕入原価の何パ-セントか?

③(150,000-120,000)/120,000=25%
 電卓:150,000(-)120,000(÷)120,000(%) 25

■仕入原価70,000円の商品を予定販売価格より20%割引販売して、12,000円の利益があった。
 予定販売価格は?

④(70,000円+12,000)÷(1-0.2)=102,500
 電卓:1(-)0.2(M+)70,000(+)12,000(÷)(MR)(=) 102,500

【金融】
金融機関との取引などで利息や利率、手形の割引料について、
①元金×年利率×月数/12ヶ月=1か月の利息
②元金×年利率×日数/365日=1日の利息
③手形金額×割引率×割引日数/365日=手形割引料

  ↓
■100,000円の元金を6か月預けて、年率0.6%とした場合、満期日に受取る利息と元利合計はいくら?

①100,000×0.6%×6か月/12か月=300円
 100,000+300=100,300
 電卓:100,000(M+)(×)0.6(%)(×)4(÷)12(M+) (MR)(=) 100,300
※(MR)(=)を押す前の数字が利息です。

■300,000円の元金を126日預けて、年利を0.5%とした場合、満期日に受取る利息と元利合計はいくら?

②300,000円×0.73%×126日/365日=756
 300,000+756=300,756
 電卓:300,000(M+)(×)0.73(%)(×)126(÷)365(M+) (MR)(=) 300,756

■支払期日12月26日の約束手形1,460,000円を9月10日に割引率2%で割り引いた。
 割引料と手形金額はいくら?

③1,460,000×2%×107日/365日=8,560円
 1,460,000-8,560=1,451,440
 電卓:割引期間 (30(-)10)(+)31(+)30(+)26(=)107
   1,460,000(M+)(×)2(%)(×)107(÷)365(M-) (MR)(=) 1,451,440
※(MR)(=)を押す前の数字が割引料です。

月の日数は、小(日数の少ない)の月を「西向く侍」とか「西向くイレブン」とかいう
覚え方があったりしますが・・・・
※西(2,4)向く(6,9)侍(士で10と1で、11)

私は、拳を握って、人差し指の山から1月人差し指と中指の間を2月、中指を3月、中指と薬指の間を4月、薬指を5月、薬指と小指の間を6月、小指を7月、ここから折り返しますが・・・・
もう一度、小指を8月、小指と薬指の間を9月、薬指を10月、薬指と中指の間を11月、中指を12月で!間の月が小の月で、指の飛び出たところで数えた月が大(31日)の月で指の間の下がったところが小(日数の少ない)の月と子供の頃に教わって覚えました。
大人になると数えなくても、わかっているかもしれませんが・・・・
度忘れして、「あれっ?」って思った時は、使ってみて下さい。