管理部門は、売上を上げなくても、経費の節減を進めることで利益を上げる事ができます。

管理部門利益アップ

どんなことができるでしょうか?
当然、皆さん事務用品などの事務所経費や消耗品、備品の購入品は少しでもコストパフォーマンスの良いものを買うように無駄遣いしないようにしていると思いますが・・・

■その他10の提案

1.購入品は、購入額のチェックだけでなく購入頻度や使い方もチェックする。
・たまに会社の備品やティッシュペーパーを持って帰る従業員がいたり・・

2.購入品は、購入前に相見積もりを取るだけでなく、金額の大きなものは定期的に市場価格を調べてみる。
・もっと安くて便利な新商品が発売されていることもあります。

3.定期的に購入して、在庫をするものは、管理表を付ける。
・管理しているだけで無駄使いが見えてくることがあります。
・印刷する必要がないものをたくさん印刷しているなど。
・管理するために棚を整理するだけで無駄が省ける場合もあります。

4.大きな経費がかかっているところから、順に本当にその金額が妥当なのか?見直してみる。
・前からそこで買っているからとか前任者や上が決めたらから、でなく下げられる提案ができないか?
例えば、
①家賃は近隣の家賃を調べて、自社が高いと思ったらまず自社の入っている物件の大家さんと家賃交渉をします。
・契約形態の見直し→月払いを年払いにする、入居年数など
・それで下がらない場合は、現在のスペースを削減できるのであれば、削減の交渉などもあります。
②自社物件の大家さんと交渉して下がらないようであれば、近隣の安い物件への引っ越しを検討します。
※但し引っ越しは、引っ越し費用だけでなく引っ越し後の「内装」「変更登記の費用」「印刷物」など付随してかかる費用とトータルで考えます。
③自社ビルを検討してみる。
・利回りが10%以上で、ビル購入の銀行借入の返済がテナントの家賃収入で賄えて、現在の賃料がなくなるという事であれば、銀行から借り入れができる可能性が高いです。
※ただ現在は、低金利によりお金の行き場がないために都心など事業所家賃が高騰してきているところは、ダメです。

5.集金できないでいる債権や解約した店舗や事務所の敷金から不当に高い修繕費を引かれたなどの場合、『少額訴訟』を検討してみる。
・60万円までの金銭の支払要求なら、とても安く簡単に早く法的に解決できる方法です。

6.不要なもので売れそうなものをネットオークションなどで売却する。
・不要なものを処分してオフィススペースに余裕を持たせます。

7.福利厚生費の見直しをする。
・買っている飲み物代などタダだと最後まで飲まずに捨ててしまう場合でも、1杯10円でも払ってもらうと本当に欲しい時に飲んでもらえるなど・・
(会社に設置していたコーヒーマシンで飲むコーヒー代が、ものすごくかさんだ時に有料に変えると飲み残しがなくなったことがあります。)

8.外注の方が安い業務があるのなら検討する。
・外注できる業務が増えてきています。

9.その他、ペーパーレス化や電子化、有利なカードやクーポンの利用など

10.金融機関の手数料や金利を有利ものに交渉する。
・借入金を有利な金利へ借換えをする。
・新規の借入もより有利に借りられるように「経営革新」の認証を受ける、「会計原則を守る」などして、有利な金融機関を選んで、有利な条件になるように交渉します。
・その他、L/C、為替など

上記のように会社でかかる費用を見直して、管理部門で削減できた額イコール利益貢献額として金額を見直し前と後でまとめておくと、どれほど貢献できたかの『見える化』ができていいと思います。