今朝(2016年9月3日)の日経の新聞の朝刊に「労働分配率66.1%低水準に」という記事が載っていました。

その記事によりますと財務省の法人企業統計から算出した2015年度の労働分配率が、66.1%で、リーマンショック前に企業の利益が膨らんだ07年度(65.8%)以来の低さとなった。という事です。
※法人企業統計調査対象企業は、資本金1,000万円以上の営利法人

一方で企業の利益の蓄積である内部留保は4年連続で過去最高を更新したという事です。

労働分配率は、業種によりかなり開きがあるので、一概には言えませんが、通常労働分配率は、40~60%程度と言われています。
それなのにこの記事との開きは、なぜでしょうか?

それは、労働分配率は、計算方法がいく通りかあるからなのです。

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