中小企業の管理部門に必要なことって?

中小企業の管理部門の仕事(経理、総務、人事、法務等)の考え方ややりがいについて、中小企業・ベンチャー企業の
プレイングマネージャーとして30年近く働いてきた経験の中での役立つ知識、失敗談なども交えて紹介したいと思います。

雑記

『経理部は見ている。』

先日、朝刊の本の広告で『経理部は見ている。』という本を見つけました。
以前、『人事部は見ている。』という本でベストセラーだった著者が出したそうですが、AMAZONの本の紹介では、知られざる経理部の秘密に迫ります。ということで・・・・

「経理部から見た『課題社員』とは、どのような人物か」「経費請求は、実はこんなことまでチェックされている」「会費を徴収して経費で落とした上司のその後」「セクハラ、パワハラで糾弾された社員は、過去の経費不正をチェックされる!?」。
ふだんは「沈黙の臓器」である経理部ですが、経費の使い方、請求の仕方で、実は社員の人格、行動様式まで多くの情報を握っています。それが社内での「悪評」の拡大につながったり、ときには社内での処遇に影響を与えることも。経理部員たちは、何を考え、何をどこまでどうチェックしているのか。一般社員たちはうかがいしれない、経理部の仕事の表と裏について、多くの取材をふまえ、誰もが心あたりのあるエピソードをふんだんに紹介しながら解説します。
お金の問題は、ほんの軽い気持ちから、思わぬ重大事態につながることも。会社員にとって、絶対に知っておくべきお金との付き合い方について、深く考えさせられる本の登場です。



わたしは、本自体は、読んでいないのですが・・・・
本の説明を読んで、「経理部あるあるだなぁー」と思いました。
本当に領収書1枚で、色んな事がわかってしまいますよね。

お金の使い方(経費の使い方)でその人の品格をみてしまいます。
特に女子社員は、細かなところまで本当に良く気づくと思います。

領収書は、利用先の会社名や店名だけでなく当然、住所や電話番号も載っているので、誰がどこらあたりで行動している事が多いとか、何曜日とか何時ごろとか、レシートで提出されたら何を何杯飲んで食べたかまで、わかっちゃうんですものね。

飲食費は、一人当たりの利用金額が5千円以下であれば、会議費として処理し、それより多い場合は交際費として処理するため、精算時に5千円を超えた利用の場合どちらかを判定するためと会議費として処理するための要件とされている
“その飲食等に参加した得意先、仕入先その他事業に関係のある者等の氏名又は名称及びその関係”
“その飲食等に参加した者の数”を精算書き記載してもらう必要があります。
※ちなみにお中元・お歳暮などは、5千円以下でも交際費ですが、飲食店から持ち帰るお土産は飲食費の一部です。
※社内の飲食費は、5千円以下であっても社内交際費として処理が必要です。

この記載してもらわなければならないという事を最初、「どうしてそこまで?」と単なる管理部の興味本位な姿勢と取られて困ったことがあります。
国税庁から出ているペーパーを見せて、納得してもらった事がありました。

交際費の損金不算入部分は、法改正で変わるので、今期はどうなっているのか?と把握しておく必要があります。
現在は、平成28年度税制改正により“交際費の課税の特例(中小法人における損金算入の特例)措置の延長”により、2年延長され平成30年3月31日までは、800万円までは、損金算入が認められています。

じゃうちは、800万円は超えないから、交際費でも会議費でも損金で落とせるから細かい事はいいか?じゃなくて、やっぱりちゃんと相手先や人数の記載をしてもらうような社内のしくみにしておいた方がいいと思います。

そして、“経理部は見ている。”という事で、無駄な経費の利用はチェックした方がいいと思います。


わたしの知り合いが実際に引っかかったM資金

今日は、ちょっと雑談です。
最近、詐欺犯罪が巧妙になってきたというのから、ふと思い出したのですが・・・
今から約20年前に実際に知っている会社の社長が“M資金”にひっかかった話です。
詐欺犯罪

M資金とは、大掛かりな詐欺で有名企業の財務担当役員が騙されたとか芸能人が騙されたとかがあり、ネットでもウイキベディアでも載っています。
小説にもなっているので、知ってる方もいらっしゃると思います。

色んなパターンがあるのですが、実際にわたしの知り合いが騙されて、わたしもその一部に関わった話をしたいと思います。

バブル崩壊後で、その不動産会社の社長も資金繰りに苦慮しており、藁にもすがりたい気持ちだったのだと思います・・・
でも市の民生委員なども務められる、浮かれたところのない方だったんです。

日ごろから、知り合いを通じて資金繰りなどの相談を受けていて、当時かなり心配な状況でした。
それが、どうにか目途がつきそうだということで、良かったと思う反面、どのようにして対策できたのか?聞きました。

すると知り合いの伝手で、有望な企業に無利子・無担保・無期限で融資してくれるところがあるという話でした。
その出所の資金が、“戦後復興資金”というもので、この資金でこれまで多くの有望な企業が助けられているという話でした。

わたしは、聞いたとたんからうさん臭くて、それは詐欺ではないか?と疑って!
その融資を仲介しているブローカーと会うというのに帝国ホテルまで、一度ついて行きました。

白髪で小柄ではあるけれど上品そうなおじいさんがブローカーという事で出てきました。
若い秘書という女性の方もいました。

この資金が、実際にあって法律の何条だかにも記載されているから大丈夫ということでした。
具体的には、融資を受ける書類に貼る印紙代とか、当時の大蔵省(現財務省)へ手続きの準備に行く交通費とか、融資が円滑に降りるように政治家に運動する費用とかを事前に払わないといけないということでした。

結局、家に帰って大急ぎでブローカーのおじいさんの言っていた法律があるのかどうか?六法全書を調べて、そんな条項はありませんでした!
それをその知り合いの社長に申し上げて、やっぱり詐欺だという事で、それまで何回かの会合で数万円は払ったようだったんですけど、それ以上の被害にはならなかったと記憶しています。

景気が少し不安定になったり下降してきたりすると繰り返し起こる詐欺のようです。
この事があるまで、わたしも“M資金”という名前さえ知らなかったのですけれど・・・・
企業の経営者に巧みに近づいて、おいしい話をする、という事はよくある事です。

詐欺というと高齢者が狙われると思いがちですが、最近の巧妙な詐欺というのは、この“M資金”の詐欺集団の残党が考えているのかもしれないですね。
このような会社狙いもありますので、皆さんも気を付けて下さい。



古本の購入で、ネットオフとブックオフを比べたら・・・

本を良く読むので、本の購入代金がばかになりません。
そこで、さっと1度読むだけで保存しておこうと思わない本は、古本屋さんで購入します。

そこで良く利用するのが、ネットオフとブックオフです。
この2件を比べたら・・・・

◆本の状態
圧倒的にネットオフの方がいいです。
新品?と思うくらいキレイです。
ブックオフは、先日購入した本も、たくさん線引きがあって、その線引きもきれいな線でなくて、がっかり。。

ブックオフのサイトには、書き込みや汚れがある旨の注意書きもありますし、あまりにも状態が悪いと返品もできるようですけど・・・
送料を無料にするために何冊かまとめて買って・・・
買ってすぐでなかった今回は、返品お願いの連絡はしませんでした。

今後は、読むのは後でも来たらすぐに全部の本の中は確認した方が良さそうです。
黄ばみは、結構覚悟しているのだけど・・・書き込みや線引きは、気になります。

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読みたい情報は、どんなものでしょう?

私は、自分が管理部門として最初に働いた会社がとてもやりがいがあり、色んな事に挑戦させてもらえました。
そこで得た仕事の楽しさや、やりがいを同じ管理部門で働いている人やこれから働こうと思っている方にも味わってもらいたいなぁーと思い、このブログを始めました。

30年近くにわたる年月があるので、色んな事があり過ぎて・・・
伝えたいと思う事もたくさんあって、何から書けばいいのかしら?という状態です。

なるべく直ぐに役に立つ事を書きたいという気持ちと
気持ちの持ちようや考え方によって、楽しい部署だということを知ってもらいたいと思い
書こうと思う事とがあり、なかなか順序だてて、記事にできていません。

どんな事が役に立つのか?というのも人によって、全然違い万人が求めているものを書くのが無理だという事もわかっているので、余計に話題があっちこっちに向かってしまいます。

それでも・・・今後、記事の数が増えるとそれまでなかった情報の穴を埋めていければと思っています。

ただ単に何かの説明だけ、というのであれば、他の専門家のサイトで調べられると思いますので、それに関連した実務上の事があれば、書ければいいなと思っています。

見にきて下さっている方は、まだとても少ないのですが、それでも見に来てくださっている方が、管理部門ってやりようによっちゃ、すごいじゃない?と思ってくだされば、そんなにうれしい事はありません。
少しずつですが、充実していきたいと思いますので、よろしくお願いします。

ここ30年くらいで変わったなぁーと思う事

1985年に男女雇用機会均等法ができて、31年。
私が社会人になった時は、この法律が施行されてしばらくしてからで、私自身が入った会社では、女性差別を受けている、とは感じませんでしたが・・・・
一歩外に出ると色々とありました。

その頃に比べると最近は、とても変わったなぁーと感じます。
その中の一つがエレベーターです。
昔は、兎も角おじさま方が一番に乗るし、降りるし、扉の前に立っている順番なんて関係ありませんでした。
女性は、扉の開閉ボタンを押して待っているのが普通でした。
先に通ろうとして、にらまれたことが何度もあります。
それが、今やレディーファーストになってきています!
おじさまでも若者でも開閉ボタンを押して、「お先にどうぞ」とばかりに待っていてくれます。
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