会社が前の年に比べてどう推移したのかを表すものが、成長性の分析です。
貸借対照表、損益計算書の過去推移表を作成して、対前年度比を出しておくと会社のこれまでの業績の推移や異常値がすぐにわかって、通常の平均と違う値を示しているところは、何が原因でそういう事になっているのか?を調査すると役立つこともたくさんあります。

特に主要な3点を記載しておきます。

1.売上高伸び率
売上高伸び率

前年に比べて売上高がどれくらい伸びたかを表します。
過去の推移とも比べて、年率どれくらいで伸びてきているのか?伸び率が鈍化してきていないかや、全社的な数字だけでなく商品別や店舗別で算出して比較してみるなどすると検討課題が見えてきたりします。
2.経常利益伸び率
経常利益伸び率

前年に比べて経常利益がどれくらい伸びたかを表します。
これも(売上高伸び率)と同様に過去の推移を見比べてみましょう。

3.自己資本伸び率
自己資本伸び率

前年に比べて自己資本がいくら伸びたかを表します。
自己資本とは、返済の必要のない内部からの資本調達のことで、この額が増えることで会社は安定します。
【自己資産は、資本金・準備金・余剰金(別途積立金・当期未処分利益)】

自己資本を伸ばすには?
①増資により資本金を増やす。
②税引後利益の蓄積で余剰金を積み増す。
③別途積立金などで利益を内部留保する。
つまり利益がたくさんあがっている会社であれば、内部留保が積みあがって自己資本が伸びてきます。

先日の“管理会計のための知識4:安全性の分析”の「自己資本比率」でも記載しましたが、自己資本比率が、40%を超えると優良とみなされ倒産しにくい企業と評価されます。
自己資本比率は、企業の安全性を測る指標と言われています。
取引先や金融機関に決算書の提出を求められると思いますが、このあたりの数字は必ずチェックされていますので、自社でもどれくらいの率なのか?把握しておきたいものです。


帝国データバンクによる全国企業の財務分析の2014年度では、全産業平均で22.89%、前年度1.74ポイントの増加とのことです。

【自己資本比率】
自己資本比率

株式会社帝国データバンク 特別企画:全国企業の財務分析(2014年度)


また取引先企業の決算書から相手の状況を分析してみるのもいいと思います。

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